コラム
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強化の前に、整える。
今週は、私にとって改めて多くのことを考えさせられる1週間でした。
サポートしているトップアスリートが、それぞれ故障を抱えることになったからです。
一人は、ハムストリングスの肉離れ。
もう一人は、臀部の痛み。
もちろん、競技スポーツに故障はつきものです。
しかし、フィジカルトレーナーとして関わる以上、
故障はゼロにしたい。
いや、
ゼロにしないとダメだと思っています。
「何か見落としていないか?」
そう考えながら、
自分自身の考え方やトレーニング内容を見直します。
今回、特に感じたことがあります。
それは、
“強化”の前に、“整える”ことの重要性です。
ハムストリングスを痛めた選手は、
数週間前から臀部の張りを感じていたようでした。
大きな故障ではない。
しかし、
「少し気になる」
そんな小さな違和感です。
トップアスリートは、
常に結果を求められます。
試合も続きます。
当然、
「もっと上げたい」
「もっと強くしたい」
という意識も強くなります。
しかしカラダは、とても正直です。
小さなズレや疲労の蓄積を抱えたまま、
出力だけを上げていくと、
どこかで無理が生じる。
そしてそれが、
故障という形で現れることがあります。
また、
調子が良い時ほど要注意です。
私は今回、改めて感じました。
整っていない状態での強化には、限界がある。
これはトップアスリートだけではありません。
一般の方も同じです。
トレーニングという言葉には、
「強化」
「追い込む」
というイメージがあります。
それはアスリートも、一般の方も同じです。
しかし本当に大切なのは、

まず整えること。
・柔軟性
・回復力
・姿勢
・呼吸
・重心
・筋力バランス
こうした土台が整うことで、
本当の意味での強化が生まれる。
タイミングよく、
弊社最高齢(88歳)のH様のサポートをしながら、
改めてそのことを感じました。
年齢に関係なく、
想いと習慣があれば、
体力(心と体)は改善・向上していきます。
しかしそのためには、
無理に追い込むのではなく、
まず整えること。
私は最近、
「回復」
という言葉の重要性を
以前より強く感じています。
回復できるカラダは強い。
整えられるカラダは崩れにくい。
そして、
その先に本当の強化がある。
カラダは嘘をつきません。
だからこそ、
私はこれからも
「整える」という考え方を大切にしていきたいと思います。
健康は習慣で守るものです。
そしてその習慣の中には、
「整える時間」が必要です。
強くなる前に、整える。
私はこれからも、
その本質を伝え続けていきたいと思います。
株式会社スポーティア
代表取締役
野村 幸紀