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【導入編】ウエイトトレーニングは、目的によって考え方が変わる。

私がウエイトトレーニングに出会ったのは、約30年前です。

当時、ウエイトトレーニングといえば、

「ボディビルをする人が行う運動法。」

というイメージが非常に強い時代でした。

しかし、実際に学び、自分自身でも取り組んでみたことで、私は強く感じました。

「こんなに素晴らしい運動法なのに、なぜもっと多くの人に活用されていないのだろう。」

・筋力を高める。

・身体を支える力をつくる。

・姿勢を保つ。

・競技力を高める。

・年齢を重ねても、自分の身体を自分で動かし続ける。

・関節疾患の予防や、身体機能の維持・改善

ウエイトトレーニングには、身体づくりに必要な多くの可能性があります。

だから私は、ウエイトトレーニングをボディビルだけのものではなく、

「健康美や競技力向上にも使える運動法」

として広めたいと強く思いました。


「運動法は何でも良い。」
それでも、私はウエイトトレーニングを選ぶ。

私は以前から、

「大切なのは運動法ではなく、目的。」

と言い続けています。

これは今も変わりません。

ランニングが好きで、ランニングによって目的を達成できるのであれば、ランニングをすればいい。

ピラティスが合っているのであれば、ピラティスでもいい。

ヨガでもいい。

エアロビクスでもいい。

クロスフィットでもいい。

スポーツでもいい。

その人が何を目的にしているのかによって、選択する運動法は変わります。

だから、

「この運動法だけが正しい。」

という考え方を、私は持っていません。

しかし、一方で、

30年以上運動指導に携わってきた一人の職人として、

「もし、多くの方に一つの運動法を選んでもらうとしたら何を選ぶか。」

と聞かれれば、私は迷いません。

筋力トレーニング、つまりウエイトトレーニングです。

もし私がランニングという運動法に最も大きな可能性を感じていたのであれば、ランニングを専門に指導していたと思います。

ピラティスが最も優れていると考えていたのであれば、ピラティスを専門にしていたでしょう。

ヨガでも、エアロビクスでも、クロスフィットでも同じです。

それでも30年以上、私(SPORTIA)がウエイトトレーニングにこだわり続けてきたのには理由があります。

筋力は、人が重力の中で身体を支え、動かすための土台です。

・立つ。

・歩く。

・走る。

・跳ぶ。

・物を持つ。

・姿勢を維持する。

そして、

・年齢を重ねても自分の身体を自分で支える。

その土台にあるものの一つが、

筋力

です。

そしてウエイトトレーニングは、

その人の現在の体力や目的に合わせて、負荷を調整できる。

ここに、非常に大きな価値があります。

・高齢者にも使える。

・運動初心者にも使える。

・健康づくりにも使える。

・ボディメイクにも使える。

そして、

・世界トップレベルを目指すアスリートにも使える。

もちろん、すべて同じ方法で行うわけではありません。

むしろ、そこが今回のテーマです。

ウエイトトレーニングは同じでも、目的が変われば使い方は変わる。

また、ランニングやストレッチ、ピラティスなど、ほかの運動法と組み合わせるのであれば、当然さらに違った考え方が生まれます。

私が言いたいのは、

「全員がウエイトトレーニングだけをすればいい。」

ということではありません。

数ある運動法の中で、

身体づくりの土台として、
ウエイトトレーニングには非常に大きな可能性がある。

だから私は、この運動法を30年以上追い続けています。


しかし、そこから30年以上、現場でさまざまな方をサポートしてきて、もう一つ大きく考え方が変わりました。

・コンテストに出場する選手。

・マラソンや跳躍、野球などのアスリート。

・健康維持を目的とする一般の方。

・年齢を重ねた方。

同じウエイトトレーニングを行うとしても、

目的が違えば、考え方はまったく違う。

ということです。

30年前の私は、

「ウエイトトレーニングは、基本的には同じもの。」

という感覚をどこかで持っていたと思います。

しかし今は違います。

・筋肉を大きくしたいのか。

・身体を美しく見せたいのか。

・競技パフォーマンスを高めたいのか。

・健康を守りたいのか。

・年齢を重ねても動ける身体をつくりたいのか。

目的が違えば、

負荷も、

回数も、

ボリュームも、

種目も、

動作も、

頻度も、

そして何を評価するのかも変わります。

大切なのは、

ウエイトトレーニングという運動法そのものではありません。

誰に、何のために、ウエイトトレーニングを使うのか。

ここだと思っています。


これから数回に分けて、

【コンテスト編】
「身体を“つくる”ためのウエイトトレーニング。」

【アスリート編】
「競技力を高めるためのウエイトトレーニング。」

【予防医学・健康美編】
「生涯動ける身体をつくるウエイトトレーニング。」

【まとめ編】
「大切なのは、ウエイトトレーニングではなく目的。」

それぞれ、同じウエイトトレーニングでも何を目的にし、何を評価し、どのように使い分けるのか。
私が30年以上現場で感じ、考えてきたことを書いていきたいと思います。

同じ「ウエイトトレーニング」でも、

目的が変われば、答えも変わる。

そこが、ウエイトトレーニングの面白さであり、奥深さです。

そして、その奥深さこそが、

私が、そしてSPORTIAが、ウエイトトレーニングという運動法に魅力を感じ続けている理由なのだと思います。

株式会社スポーティア
代表取締役
野村 幸紀