トレーニングメソッド
トレーニングメソッド
トレーニングの基礎から実践まで、
SPORTIAが提唱する考え方
トレーニングを始めたいけれど、何から手をつければいいかわからない。
どのくらいの頻度で運動すればいいの?
正しいトレーニング方法は?そんな疑問に答えるために、SPORTIAのトレーニングメソッドを質問形式で紹介します。

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Q1.どのくらいの頻度でトレーニングすればいい?
「週1回/月4回/年間48回」の最小トレーニング頻度を提唱しています。
「週1回/月4回/年間48回」という最小トレーニング頻度を提唱しています。(2000年8月~) 基礎体力要素の「筋力」にフォーカスし、“健康美”を目的とした筋力の改善・維持・向上を目指すトレーニングは、週1回のペースで十分であると考え、ウエイトトレーニングと呼ばれるトレーニング法を中心にカラダづくりをサポートしています。トレーニングはあくまで「刺激」であり、その効果を最大限に引き出すためには、食事や睡眠といった日常生活の過ごし方が欠かせません。どれだけ質の高いトレーニングを行っても、栄養バランスの取れた食事や適切な休息が伴わなければ、理想の健康美を手に入れることはできないのです。
重要なのは「バランス」
ただ闇雲に運動するのではなく、食事・休養とのトータルバランスを意識することが大切です。 -
Q2.自分にあったトレーニングはどんな基準で決まるの?
体力レベルに応じた独自のカウンセリングプログラム「PCP」を導入
SPORTIAでは、20年以上の現場経験をもとに「±0体力レベル」という独自の体力基準を設定し、個々の体力レベルに応じたトレーニングプログラムを提供する「定期的カウンセリングプログラム:PCP(Periodic Counseling Program)」を導入しています。
PCPとは、基礎・応用体力(筋力・柔軟性・心肺機能・スピード・バランス・パワーなど)をトレーニング種目別の強度から個々の体力レベルを確認・評価するプログラムです。わざわざ、体力測定をしなくても「日々のトレーニングプログラムからお客様の体力を確認・評価できる指標があれば最高では!?」という想いから生まれたプログラムです。体力のゴールが明確になることで必要性・継続性が高まり、より効果的なトレーニングを実現します。PCPの特徴
体力レベルの明確化
トレーニングの必要性・継続性アップ
目的に応じたトレーニングの提案(健康づくり~プロアスリート)
例えば、腹筋の筋力にフォーカスしたトレーニング種目の1つである「シットアップ」にて、体力レベルを確認・評価する基準は下記としています。このように、基準を設けることで現在の体力レベルを把握でき、適切なトレーニングプログラムを提供することができます。
生涯にわたって健康を維持するための基準として「±0体力レベル」を提唱
SPORTIAでは、生涯にわたって健康を維持するための体力基準として「±0体力レベル」という独自の体力基準を設定しています。体力レベルを保つことで、心と体の健康が安定し、快適な日常生活を送ることができると考えています。
【体力レベルと健康の関係】
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プラスの領域(+)
体力レベルが高いほど、心身の健康度も向上します。特に、ストレスが多い環境にいる方ほど、より高い体力レベルを維持することが望ましいと考えます。
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±0の領域
このレベルを一生涯維持することで、心身の健康度を安定させ、病気やケガのリスクを最小限に抑えることができると考えます。
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マイナスの領域(-)
体力レベルが低下するほど、心身の健康度が低下します。多くの心身の不調や病気は体力の低下と密接な関係があると考えます。
「体力基準」をつくることで、目指すべき・維持すべき体力レベルが明確になり、必要性・継続性が高まります。
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Q3. SPORTIAが推奨するトレーニング方法は?
「ウエイトトレーニング × ボディケア」を組み合わせた独自プログラムを提供しています。
SPORTIAでは、運動の基盤となる3大基礎体力要素(心肺機能・筋力・柔軟性)すべてにアプローチできるのトレーニング法として、ウエイトトレーニングを推奨しています。さらに、トレーニング効果を最大限に引き出すためには、筋肉だけでなく自律神経(交感神経・副交感神経)やホルモンバランスの調整も不可欠です。そのため、「トレーニングにはONとOFFが必要」と考え、静的ストレッチングを取り入れた独自のボディケアを提供。運動とケアを組み合わせることで、より効率的に健康的な身体づくりをサポートします。
なぜウエイトトレーニングなのか
3大体力要素をすべて鍛えることができる
骨密度の向上や関節の強化にもつながる
筋力向上だけでなく、基礎代謝UPにより太りにくい体質へ
ボディケアをストレッチと組み合わせる理由
トレーニングのON・OFFを意識し、自律神経のバランスを整える
柔軟性を高めることで、怪我のリスクを軽減
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Q4. ウエイトトレーニングって何?
「ウエイトトレーニング × ボディケア」を組み合わせた独自プログラムを提供しています。
「ウエイトトレーニング」と聞くと、多くの人がダンベルやバーベルを使うトレーニングを思い浮かべるかもしれません。しかし、それはウエイトトレーニングの一部に過ぎません。
ウエイトトレーニングとは、「負荷(ウエイト)を活用して筋力を向上させるトレーニング法」の総称です。単に筋肉を大きくすることだけが目的ではなく、体力の維持・向上、パフォーマンスの向上、健康増進など、さまざまな目的に応じた多様なアプローチが可能です。ウエイトトレーニングとレジスタンストレーニングの違い
ウエイトトレーニングは、「レジスタンストレーニング(抵抗運動)」の一種です。レジスタンストレーニングとは、何かしらの抵抗を利用して筋肉を鍛えるトレーニングの総称であり、その中にウエイトトレーニングが含まれます。
「ウエイト=ダンベル・バーベル」ではない!
「ウエイトトレーニング=ダンベルやバーベルを使うもの」という考えは、あくまで一般的なイメージにすぎません。
実際には、自体重やゴムチューブ、水の抵抗などもウエイト(負荷)として活用できるのです。
たとえば、プッシュアップ(腕立て伏せ)やスクワットも、自分の体重をウエイトとして使う立派なウエイトトレーニングです。また、リハビリや高齢者向けのトレーニングでは、ゴムチューブや水の抵抗を活用することで、関節に負担をかけずに筋力を鍛えることができます。SPORTIAでは、科学的なアプローチを基に、個々の目的や体力レベルに合わせた最適なウエイトトレーニングを提供します。
「重いダンベルを持ち上げなければいけない」わけではなく、適切な負荷を選ぶことで、安全かつ効果的に体力向上を目指せるのがSPORTIAのトレーニングの特徴です。
誤解を解き、正しい知識を持つことで、より効果的なトレーニングを実践しましょう。 -
Q5.そもそも筋力ってなに?
筋力とは、筋肉が力を発揮する能力のことを指します。
「筋力とは、筋肉が力を発揮する能力のことを指します。正確には、
「神経-筋の伝達能力」と呼ばれ、脳からの指令が神経を介して筋肉に伝わることで、私たちは様々な動きを行うことができます。例えば、電池で豆電球をつける電気回路をイメージしてください。
- 電池=脳
- 回路=神経
- 豆電球=筋肉
このように、脳が発する指令を神経が伝え、筋肉が動くことで、私たちは歩いたり、物を持ち上げたりすることができるのです。
筋力トレーニング=筋肉を大きくするだけじゃない!
多くの人が、「筋力トレーニング=筋肉を大きくすること」と考えがちですが、実際にはそれだけではありません。
日常生活の動作やリハビリ、スポーツ競技においても筋力が必要とされ、これらも立派な筋力トレーニングに含まれます。筋力を決める3つの要因
筋力は、以下の3つの要因によって決まります。
- ① 神経-筋の支配率(どれだけの筋繊維を動員できるか)
- ② 筋肉の長さ(骨格・身長に比例)
- ③ 筋肉の大きさ(筋肥大による影響
筋肉の収縮様式とトレーニングの関係
ウエイトトレーニングでは、さまざまな負荷や抵抗を使い、筋肉に適切な刺激を与えることで筋力を改善・維持・向上させます。その際、筋肉の「収縮様式」が重要になります。
筋収縮にはいくつかの種類があり、それぞれが異なる効果を持っています。トレーニングの目的に応じて、どの筋収縮を活かすかを考えることが、効果的なウエイトトレーニングの鍵となります。
筋力とは何かを正しく理解し、それを鍛えるための適切な方法を選ぶことで、より健康的で力強い身体を手に入れることができます。 -
Q6. SPORTIAが提唱する「腱トレ」とは?
SPORTIAの腱トレは、パフォーマンスの向上と健康的な身体作りを両立させるトレーニングメソッドです。
ウエイトトレーニングと聞くと、多くの人は「筋肉を鍛えること」にフォーカスしがちですが、SPORTIAでは筋肉だけでなく「腱」も鍛えることが重要だと考えています。
「腱」とは、筋肉と骨をつなぐ組織であり、一見すると動かない部分のように思えますが、実はバネのような“粘弾性”を持ち、筋力発揮に大きく関与しています。適切に鍛えることで、運動能力の向上やケガの予防につながるのです。
しかし、スポーツの現場では「ウエイトトレーニングで筋力アップしたが、パフォーマンスが低下した」という声を耳にすることがあります。これは、筋肉のみに偏ったトレーニングが原因であり、筋力だけでなく腱を適切に鍛えることができていないために起こる現象です。SPORTIAでは、この問題を解決するために「腱トレ」を提唱しています。
筋肉と腱をバランスよく鍛えるためのポイントは、「ストレッチ」にあります。体力要素で考えるなら、「筋力」と「柔軟性」はセットで向上させるべきだというのがSPORTIAの考え方です。腱の強化は、スポーツ選手だけでなく、日常生活の動作やケガ予防にも大きく影響します。SPORTIAの腱トレは、パフォーマンスの向上と健康的な身体作りを両立させるトレーニングメソッドとして、多くの方に実践されています。
【筋肉の解剖学的正常な長さと短縮した筋肉のイメージ:筋肉の回復力】 「短縮」した筋肉を「柔軟性低下」と表現する。
柔軟性が低下した筋肉は、血管を圧迫し血液循環を阻害する。また、関節の可動域を制限する。神経の圧迫、筋疲労、睡眠障害etc.の原因となる。「短縮」した筋肉が「解剖学的正常な長さ」に戻る働きを「筋肉の回復力」と表現する。
筋肉が収縮し「短縮」すると「腱」を引っ張る力が強くなり「腱の粘弾性が低下」する。 -
Q7.トレーニング中の呼吸は口呼吸?鼻呼吸?
SPORTIAは「鼻呼吸トレーニング」を推奨しています
トレーニング中の呼吸は意識していますか?多くの方は無意識のうちに口呼吸をしてしまっていますが、SPORTIAでは「鼻呼吸」を推奨しています。
ウエイトトレーニングを行う際、「肺にしっかりと酸素を取り込み、胸郭を広げること」が重要ですが、口呼吸ではその働きが十分に機能しません。さらに、口呼吸は現代医学において、さまざまな疾患リスクを高めるとされており、虫歯・歯周病・口臭の悪化・アレルギーなどにも関与すると言われています。
口呼吸の原因は「舌の位置」や「噛み合わせ」、さらには「脊椎の生理湾曲の乱れ」「筋力や柔軟性の低下」など多岐にわたります。せっかく予防医学の考えのもと運動を習慣化していても、トレーニング中の呼吸が口呼吸ではトレーニング効果が半減するばかりか、健康にも悪影響を及ぼす可能性があるのです。ウエイトトレーニングと呼吸の関係
「ウエイトトレーニング=無酸素運動」と思われがちですが、これは誤解です。有酸素運動か無酸素運動かを決めるのは、運動の種類ではなく運動強度です。そのため、低強度のウエイトトレーニングは有酸素運動に分類されます。
SPORTIAでは、トレーニング中の「鼻呼吸」を徹底することで、より効率的なエネルギー供給を促し、持久力向上やパフォーマンス向上につなげることを推奨しています。呼吸を変えるだけで、トレーニング効果は大きく変わります。【運動強度:有酸素運動と無酸素運動の区別】 【最大反復回数/負荷(抵抗)からの運動強度指数】 【カルボーネン法による心拍数と運動強度の指標】 有酸素運動であれ、無酸素運動であれ、必ず呼吸を行います。
運動中(トレーニング中)は、鼻呼吸を中心に行うことをSPORTIAでは推奨しています。