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才能ではなく、効率で上達するという考え方

― スポーツが上達する人に共通する「動き」をどう見るか ―

私は、
個人のInstagramで、ゴルフやランニングの様子を
時々アップしています。

見る人によっては、
「ただの自慢では?」
と感じる方もいるかもしれません。

今回は、
なぜ私が自分の運動を発信しているのか
その理由を整理して書いてみたいと思います。


私は「才能型」ではありません

私は、幼いころから
運動神経は良い方でした。

小・中・高と野球を続け、
どのスポーツ競技も、
動作を見ればある程度こなせます。

ただ、
特別な才能があるタイプではありません。

入りはスムーズですが、
上達するには
必ず「努力」が必要なタイプです。

だからこそ、
私は昔からこう考えてきました。

努力するなら、
できるだけ効率の良い方向(方法)でやりたい。

量を増やすより、
質を高めたい。

回数をこなすなら、
なおさら
「効率の良い動き」を明確にしたい。


フィジカルと「競技の動き」は別物

フィジカル(身体的・精神的体力)は、
私の専門分野です。
※日常生活から競技パフォーマンスまでを支える土台です。

≪身体的体力図≫

一方で、
スポーツ競技には必ず
その競技特有の動きがあります。

いわゆる、
スキルコーチが指導する
動作・技術の部分です。

どれだけ基礎体力・応用体力があっても、
その競技特有の動きを
理解していなければ、
上達にはつながりません。


上手い人には「必ず共通する動き」がある

私が、
ゴルフやランニングを見ていて
強く感じることがあります。

それは、
上手い人なら必ずやっている動きがある
ということです。

フォームの細かさでもなく、
才能の話でもありません。

再現性のある、
共通する動き。

私はそこを、
観察し、整理し、
自分の体で試しています。


見てきた世界が教えてくれたこと

私自身、
実業団の長距離チームに
10年間携わってきました。

実業団レベルの走り、
日本代表レベルの走り、
そして世界レベルの走り。

それらを、
かなり近い距離で見てきました。

監督やコーチが作る
練習メニューも、
日常的に目にし、
学んできました。

だから、
「理想の走り(動き)」や
「理想的な練習の形」は、
頭の中にはあります。


それでも「過程」が必要だと、体で理解した

ただ、
今回あらためて
自分自身がランニングトレーニングを始めて、
強く感じていることがあります。

それは、

理想の動きには、
必ずそこへ辿り着くまでの過程がある

ということです。

理想の走りを
いきなり自分の体でやろうとすると、
体への負担が一気に大きくなります。

私の場合は、
特にふくらはぎに
その負担がはっきりと出ます。

頭では分かっていても、
体はまだ適応していない。

だからこそ、
今は動きを微調整しながら、
少しずつ体を慣らしています。


「理想を知っている」ことと「できる」ことは違う

これは、
スポーツ指導において
とても大切な視点だと感じています。

理想の動きを知っていること。
その動きを、
今の体で再現できること。

この2つの間には、
必ず「時間」と「調整」が必要です。

それを、
自分の体でも確かめたいのです。


世界で戦う選手たちとの現場から

現在、
世界で戦う日本代表の跳躍選手を
2名サポートしています。

この2人には、
動きを専門に指導するスキルコーチがついており、
私はフィジカルトレーニングに
専念できます。

その中で、
改めて強く感じることがあります。

フィジカルは、
理想の動きをケガなく・効率よく・最大限に発揮させるためにある。

理想の動きを支えるために、
私が常に意識している要素は以下です。

・トレーニングの目的
・トレーニング法の組み合わせ
・トレーニング強度
・トレーニング量
・回復
・栄養
・メンタル

フィジカル(身体的・精神的体力)を調整・強化することで
その競技の理想の動きを
再現できる「強いカラダをつくる」こと。

選手たちから
動きの感覚を聞きながら、
私自身も
多くの学びを得ています。


なぜ自分の運動を発信しているのか

私がゴルフやランニングを
発信している理由は、
自慢したいからではありません。

自分自身を
実験台にしながら、

・どんな練習が効率的なのか
・どんな動きが再現性を高めるのか

それを、
日々の指導に還元したいからです。

SPORTIAでは、
「頑張る量」よりも
「頑張る方向性」を大切にしています。

才能がある人だけが
上達するのではなく、
正しい方向で積み重ねれば、
誰でも変わっていく。

私自身が、
それを体現し続けたいと
考えています。

株式会社スポーティア
代表取締役
野村 幸紀