コラム
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スポーツトレーナー(運動指導者)の概念
微力ながら、フィットネス業界の方向性を統一したい
微力ながら、フィットネス業界の方向性を統一したい。
そのためにはまず、「肩書」を統一することが必要だと、私は考えています。
私が提案したい統一する肩書は、
「スポーツトレーナー(運動指導者)」です。
その考えを、ひとつの「図」にまとめてみました。

変わらない違和感
運動指導の現場に長く関わっていると、
ずっと変わらない違和感を感じることがあります。
それは、
「この運動が良いですよ」から始まる指導が、とても多いことです。
ヨガ、ピラティス、ウエイトトレーニング、TRX、ウォーキング、ランニング、水中運動…。
どれも素晴らしい運動法であり、価値のある専門分野です。
しかし本来、運動指導は
「運動法」から始まるものではない
と私は考えています。
運動は「目的」から選ばれるべきもの
大切なのは、まず目的を整理することです。
- なぜ運動をするのか
- 何を改善・強化したいのか
- どんな体を目指しているのか
その目的を達成するために、
体力要素(筋力・柔軟性・心肺機能・バランス・スピードなど)を評価し、
必要な運動法を選び、組み立てていく。
この順番こそが、
運動指導の本質だと思っています。
専門は「手段」であり、「肩書」ではない
図に示したように、
ヨガやピラティス、ウエイトトレーニングなどの専門分野は、
あくまで「手段」です。
それらを内包し、
目的に応じて選択・組み立てる存在こそが、
スポーツトレーナー(運動指導者)
という「肩書(最上位の概念)」だと、私は考えています。
専門性を否定したいわけではありません。
むしろ、専門があるからこそ、
総合的に判断できる運動指導者が必要になる
と感じています。
スポーツトレーナー(運動指導者)の役割
私が考える運動指導プロセスは、とてもシンプルです。
評価 → 判断 → 運動選択 → 組み立て
このプロセスを通じて、
目的に合った運動を提供し、
その人が「動き続けられる体」をつくる。
それが、スポーツトレーナーの役割です。
最後に
スポーツトレーナー(運動指導者)とは、
「運動を教える」ことが仕事ではありません。
「運動法を選び、組み立てる」ことがとても重要な仕事です。
この考え方と図が、
一般の方にとっては運動法を理解するヒントとなり、
同業者にとっては、
自分の立ち位置を考えるきっかけになれば嬉しく思います。
株式会社スポーティア
代表取締役
野村 幸紀