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51歳、週1ラントレ。 - 最初に壁になったのは“心肺”ではなかった -

こんにちは。SPORTIA代表の野村です。

2025年12月7日から、週1回ペースでランニングトレーニングを始めて、2カ月(8週間)が経ちました。

目的は、3月8日(日)に開催される
「小郡ハーフマラソン」への参戦です。
(目標タイム:100分切り)

単なる健康づくりではなく、
51歳の自分の走力を確認する「プロスポーツトレーナーとしての自己検証」

そしてこの2カ月の学びは想像以上に大きく、
プロスポーツトレーナーとしても気づきが多くありました。

生涯「週1ランニングは継続しよう!」
そう思えるほどです。

今回は、走り始めて感じた気づきをコラムとしてまとめてみます。


■最大の壁は「心肺」ではなく、ふくらはぎだった。

最初に私が限界を感じたのは、心肺機能ではありませんでした。

一番最初に限界を感じたのは、
「ふくらはぎ(下腿三頭筋)」でした。
※下腿三頭筋とは、ふくらはぎの筋肉で腓腹筋とヒラメ筋のことです。

走るたびに強い筋収縮を感じ、強い張りが出る。

これは単なる基礎筋力不足ではなく、
「走る動作そのもの」を長年やっていなかったことによる“走るための筋力不足”
だと感じています。


■ふくらはぎに起きているのは“伸張性筋収縮”による筋疲労

ランニング動作では、足の接地の瞬間、ふくらはぎ(下腿三頭筋)に

伸張性筋収縮(エキセントリック)
※筋肉が伸ばされながら耐える動き

が強く発生します。

つまり、

・筋肉が伸ばされながら耐える
・ブレーキをかけながら支える
・その結果、激しい筋疲労が起こる

という状態です。

特に「足の接地の違い」によって、ふくらはぎへの負担は大きく変わります。

➊つま先接地 → 負担が最大

➋フラット接地 → 軽減

❸踵寄り接地 → さらに軽減

この「足の接地」については、正解はありません。

しかし、プロランナーでみると「つま先接地」が多いのは事実です。

そう考えると、
「速く走るためには、つま先接地が理想」という仮説も立ちます。

私自身も、スポーツトレーナーとしてそう考えていたため、
再開した最初はつま先接地で走りました。

しかしこれこそが間違いの始まりでした。

走る動作の基礎筋力がない状態で実践すると、大きな負担でしかなかった。

だからこそ今は段階的に考え、
フラットに近い踵寄りの接地で走っています。


■改善には「走りながら強化する」ことが最優先

ふくらはぎへの負担を改善するには、
室内トレーニングだけでは限界があります。

最も必要なのは

実際に走る動作の中で強化すること
です。

もちろん補強トレーニングとして、室内では

・ストレッチ系エクササイズ
・足・股関節周囲のコンディショニングエクササイズ
・肩関節周囲のコンディショニングエクササイズ
・体幹トレーニング

は必須だと感じます。


■ランニングは「体重移動(左右)の連続」=左右差が必ず出る

もう一つ強く感じたのは、

走りは体重移動(左右)の連続である

ということです。

私の場合、負担が明らかに

右ふくらはぎに集中しています。

単純な筋力不足だけでなく、
右体重が強く出ている可能性が強いのです。


■右脚体重になる要因の仮説

①体幹の側屈・回旋の偏り

胴体の基本動作は3つあります。

・屈曲&伸展
・側屈
・回旋

右脚接地時に「右側屈・右回旋」が強く入っているとすれば、
荷重が右に偏りやすくなります。

そのため体幹トレーニングでは

・側屈エクササイズ
・回旋エクササイズ

の種目を多く取り入れた補強トレーニングをしています。


②内転筋群の弱さ(横方向の安定性)

もう一つは横方向の安定性。

外側に体重が逃げている可能性が高いです。

その場合、有効なのは

・サイドスクワット
・サイドジャンプ
※特に、サイドジャンプ系はおすすめ。

など、内転筋群を含めた横方向の強化です。

また、足関節のコンディショニングエクササイズも必須です。
※特に、バランスディスク上での片足立ちはおすすめ。


■腕振りは「推進力」と「バランス」を生む

上半身の役割も改めて整理しました。

腕振りは単なる推進力ではなく、

身体のバランスを取るための重要な機能

です。

力まず、整えながら走る。

ここも走りの中で微調整していきます。

※私の中で、「この腕振りがベストだ!」と思える振り方がありますが、またの機会で。


■まとめ:週1でも身体は変わる

ここまで走ってきて感じるのは、

今の課題は

・走る動作に耐える足づくり
・体重移動(左右差)の修正

ということです。

週1回でも、身体は確実に変わっていきます。

この挑戦は、プロとしての自己検証であり、
SPORTIAが伝えてきた

「週1でも人は変われる」

を自分自身で証明する旅でもあります。

焦らず、積み上げます。


次回予告

次回は「股関節の使い方を変えた瞬間、走りが変わった」というテーマでも書いてみたいと思います。


株式会社スポーティア
代表取締役
野村 幸紀