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コラム
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産業医の前に、もう一つの“予防”を。――産業運動指導者という新しい健康支援のかたち
産業運動指導者とは
産業運動指導者とは、
企業で働く社員の皆さまが
「働けなくなる前」に体と心を整えることを目的とした、
予防型の健康支援を行う専門職です。

産業医が
「不調が顕在化した後の医学的サポート」を担う存在だとすれば、
産業運動指導者は
不調が起こる前段階で、体力・回復力・心の余裕を支える役割を担います。
なぜ今、産業運動指導者が必要なのか
近年、企業現場で増えているのは
「大きな病気」よりも、
- なんとなく疲れが抜けない
- 集中力が続かない
- 気力が湧かない
- 仕事のパフォーマンスが落ちている
といった、**“グレーゾーンの不調”**です。
この段階では、
医療にかかるほどではない一方で、
放置すれば メンタル不調や長期休職につながる可能性もあります。
私たちは、
この「まだ動ける段階」でこそ
運動による予防的なアプローチが最も有効だと考えています。
産業運動指導者の役割(SPORTIAの特徴)
SPORTIAの産業運動指導は、
単なる運動指導やレクリエーションではありません。
■ プログラムの流れ
① 健康美・予防に関するミニ講話(10〜15分)
- 体力とメンタルの関係
- 回復力の重要性
- 運動・栄養・休養の考え方
② SPORTIAトレーニング(約45分)
- 自体重を中心とした安全性の高い運動
- 「これだけやっておけば大丈夫」という必須トレーニング
- 体力だけでなく、心のリフレッシュも目的とした内容
このプログラムは、
パーソナルトレーニング現場、
プロスポーツ選手サポート・メンタルクリニックとの連携現場で得た経験をもとに
構成されています。
対応内容
産業運動指導では、以下のような目的に対応しています。
- リフレッシュ・ストレス軽減
- 生活習慣病予防
- 関節疾患予防
- メンタル不調の予防
- 体重管理・運動習慣づくり
- 栄養・運動・休養の基礎知識の共有
「鍛える」ことよりも、
「崩れない」「回復できる」体づくりを重視しています。
コンセプト
運動指導者(スポーツトレーナー)が
社会に貢献できる“予防サービス”を創造する
私たちは、
スポーツトレーナーが社会に貢献できる場は
まだまだ限られていると感じています。
しかし実際には、
企業・医療機関・教育機関・地域・スポーツチームなど、
運動の力が必要とされている現場は数多く存在します。
その可能性を「開拓」し、
新しいサービスとして形にすることで、
よりよい社会、よりよい未来づくりに貢献したい。
その一つの答えが、
産業運動指導者という役割です。
病気になってから支えるのではなく、
病気にならないために整える。
産業医の前段階で、
社員の皆さまの体と心を支える存在として、
これからも産業運動指導を続けていきます。