コラム
- コラム
「凄い経営者? それとも凄いスポーツトレーナー?」──夢が教えてくれた私の答え
先日、少し不思議な夢を見ました。

夢の中で私は、
長年の師匠のような存在──
しかし顔も名前もはっきりしない “誰か”──
そんな人物と向かい合っていました。
その人物が、静かにこう問いかけてきました。
「君は、凄い経営者になりたいのか?
それとも、凄いスポーツトレーナーになりたいのか?」
この質問は、
私がここ数年ずっと心のどこかで抱えていた “迷い” そのものでした。
スポーティアを守りたい。
スタッフを育てたい。
仲間の雇用を守りたい。
業界に貢献したい。
しかし同時に、
私は “現場” が好きで、
人のカラダ(体と心)が変わる瞬間を誰よりも愛してきた。
経営者としての責任と、
スポーツトレーナーとしての本音。
その間で、
私はずっと揺れていたのだと思います。
夢の中の私は、
一切迷わずこう答えていました。
「私は、凄いスポーツトレーナーになりたいです。」
するとその人物は、優しくこう言いました。
「ならば、無理に凄い経営者を目指す必要はない。
君は“凄いスポーツトレーナーの感覚”のまま経営すればいい。」
そこで目が覚めました。
胸の中にあった重たい霧が、
すっと晴れていくような感覚がありました。
私は現場が好きで、
人のカラダが変わる瞬間が好きで、
その積み重ねが SPORTIA を25年続けてきました。
そして私は気づきました。
私はずっと、「経営」をしたかったのではなく、
「人の人生に関わる仕事」を続けたかったのだと。
だからこそ、
スポーティアを会社組織にした理由も、
今の悩みも、
すべてが一本の線につながりました。
● 国家資格のない業界を守りたい
● 仲間が安心して働ける場所をつくりたい
● 一人ではできない未来をチームでつくりたい
これらすべてが “SPORTIA” の存在理由です。
そしていま私は、
スポーツトレーナーとしての経験と感覚のまま、
経営判断をしようと決めました。
その延長線上に
「週1フィットネス」も「ますます」も「書籍」もあります。
● 運動で“整える”
● 発酵で“巡らせる”
● 習慣で“人生が変わる”
私が現場で30年間見続けてきた「真実」が、
すべての事業の根本にあります。
これからも私は、
“凄い経営者”ではなく、
“凄いスポーツトレーナー”としての感覚で
スポーティアを育てていきます。
この国の未来を変えるのは、
特別な誰かではありません。
この夢は、私にひとつの答えをくれました。
「あなたは、あなたのままでいい。」
この言葉に救われた気がします。
そして、スポーティアに関わってくださる皆様とともに、
これからも“整う身体”“巡る身体”をつくり、
健康美の価値を伝えていきます。
株式会社スポーティア
代表取締役
野村 幸紀