事例
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【ジョブレンズ出前授業】
福岡市立弥永小学校6年生37名に「運動の本質」と「成功体験」を届けてきました。
12月9日(火)、福岡市立弥永小学校にて、
キャリア教育支援プロジェクト「ジョブレンズ」による出前授業を担当させていただきました。
今回で4回目の担当となりますが、
過去一番の出来・手応え を感じた授業となりました。
6年生37名のみなさんが本当に前向きで、
“学びたい・挑戦したい”というエネルギーが体育館いっぱいに広がっていました。
■ ジョブレンズとは
ジョブレンズは、子どもたちへ“未来の職業選択のヒント”を届けるキャリア教育支援活動です。
職業紹介動画はすべて無料公開。
企業側も利益を求めず、社会貢献として参加するプロジェクトです。
SPORTIAも応援企業契約を結び、
「運動指導者(スポーツトレーナー)」という仕事の魅力を
動画と出前授業でお伝えしています。

■ 今回の授業テーマ
今回の出前授業のテーマは
「運動の本質 × 成功体験 × 未来のキャリア」
2コマ(90分)の中で、
- 運動の意味
- 体力と健康の関係
- 身体の仕組み
- 走り方の技術
- タイム測定による成功体験
- キャリアとしての運動指導者の仕事
これらを“体験”と“ストーリー”で伝えました。

■ 授業の流れと子どもたちの反応
①「運動とは?」からスタート
私は自己紹介のあと、まず子どもたちへ問いかけました。
「運動って、何だと思う?」
運動とは…
“体力を改善・維持・向上させるための総称” であり、
体力は 身体的要素+精神的要素 の両輪で成り立つことを伝えました。
「心」も体力の一部であることを知り、
子どもたちが驚いた表情をしていたのが印象的でした。
② 健康と体力の相関性 → だから運動指導者の仕事が存在する
体力を整えることは、健康の維持・向上に直結します。
「心」と「体」の「体力」を改善・維持・向上させることが
運動指導者(スポーツトレーナー)の仕事であり、「予防医学」という大きな概念のもと、社会全体にとっても重要な役割があることを伝えました。
③ 基礎体力(5要素)をミニ体験
「筋力・柔軟性・心肺機能・バランス・スピード」
これらを簡単に動きながら学んでいただきました。
※スピードとして、15mのスプリントを体験。
④ 15m走のタイム測定(1回目)
光電管を使った本格測定。
正確に測れることで、子どもたちの集中力も増しました。

⑤ 走りが速くなる“3つのポイント”を伝授
- 重心移動
- かかとをつけない
- 接地した脚と逆脚の入れ替え
(+ゴーストステップをしないこと!)
「走るのにこんな技術があったの?」
という反応が多く、目がキラキラしていました。
⑥ 改善トレーニング → 2回目測定
フォームを修正するトレーニングをしてから再測定すると…
なんと 8割以上の子がタイム向上!
「やったー!」
「本当に変わった!」
体育館が歓声に包まれ、
まさに “成功体験の瞬間” を共有できました。
これはSPORTIAが大切にしている “できた!” の感動そのものです。
⑦ 幼い頃の夢から現在まで
私自身がスポーツトレーナーを志したきっかけ、
そして現在の活動についてお話ししました。
「コツコツ努力する、継続する、習慣化する大切さを伝えました。」
また、ここでは少しだけ「医療費削減」の話にも触れ、
運動指導者(スポーツトレーナー)の可能性を理想論ですがメッセージを込めて伝えました。
⑧ 質疑応答
4名が手を挙げ、
スポーツトレーナーのやりがい、日ごろから出来る体力づくりの方法など
とても前向きな質問が出ました。
“もっと知りたい”という好奇心は、
学びの大きな一歩です。
■ 授業を終えて
今回の出前授業は、
子どもたちの集中力・反応・意欲すべてが素晴らしく、
講師としても大きな感動をいただきました。
私の願いはただひとつ。
『子どもたちに成功体験を渡したい』
ということ。
成功体験は、人が自信を持つ“最初の入り口”です。
今回の授業が、子どもたちの未来の選択肢を広げる
小さなきっかけになれば幸いです。
最後になりますが、
弥永小学校の皆さま、担任の先生方、校長先生、
そしてジョブレンズ実行委員会の皆さま、
本当にありがとうございました。
次回も、さらに良い「ジョブレンズ出前授業」を届けられるよう精進して参ります。

株式会社スポーティア
代表取締役
野村 幸紀