コラム
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プロアスリートに対するサポートの考え方
SPORTIAでは、「プロアスリート」であれ、「高齢者」であれ、基本的なトレーニング(カラダづくり)の考え方は変わりません。
ただ、「プロアスリート」の場合、最重要とし強化・維持したい体力要素を「パワー(瞬発力)」と考えています。また、年間において重要と考える「試合」がありますので、そこに向けてフィジカル全体が上がっている状態をつくるために、トレーニングの「強度」や「量」を調整しベストな「刺激」がカラダに入るようなイメージを持って、トレーニングサポートをしています。
また、プロアスリートには必ず、「所属チーム」「監督」「コーチ」がいます。競技の技術を向上させるためには「監督」「コーチ」の下で行う、「技術練習」がもっとも大事となります。だからこそ、技術練習の邪魔にならないよな「フィジカルトレーニング」が重要とも言えます。
わかりやすいイメージとしては、「フィジカルトレーニングで過度な筋肉痛となり、技術練習が思うように出来なかった!」でしょうか(汗)
※「フィジカルトレーニング」だけを考えていると大変なことになるのですね。
だからこそ、年間を通して行う「コンディショニングトレーニング = フィジカルの良い状態を保つイメージのトレーニング」は重要と考えています。
SPORTIAでは、「体幹」を中心に「足・股関節」「肩関節(肩甲骨)」の必須コンディショニングトレーニングプログラムがあり、必ず行っています。必ず行うメリットとして「カラダの調子を評価」することができます。
【プロアスリートのコンディションを評価する基準の紹介】
①体幹部のコンディション
・骨格的アライメント(骨盤の位置など)
・屈曲、伸展、回旋、側屈、保持という動きの基礎筋力におけるコントロール能力
②重心のコントロール
・自体重と体重の10%負荷を用いて行う基礎筋力トレーニングにおける重心コントロール能力
※上記の種目を「不安定」のもとで行う重心コントロール能力
③パワー(瞬発力)
・トレーナーの視覚で動きと速さを評価
・測定器具(Enode)を用いての評価
④seca測定
・体組成評価
・フェーズアングルでの評価
・栄養状態の評価
⑤体温・心拍数
プロアスリートの世界は、「結果がすべて」です。
どんなに素晴らしい「過程」があっても、結果が出なければ無に等しくなるのです。
だからこそ、我々フィジカルトレーナーは日々自己研鑽と日々考え抜く情熱が必要となると考えています。信頼関係を築きながら、共に上を目指すサポートを常に考えています。

(女子三段跳び:髙島選手)
※私(野村)がベストボディジャパンで結果を残せた時、お祝いを頂きました。感謝。