−スポーティアの原点−
「予防医学」との出会い
1998年12月、プロ野球球団トレーナーを志していた代表の野村は、
当時、プロ野球球団トレーナーになるためには避けては通れない、
言わば登竜門的な存在だった「ダイナミックスポーツ医学研究所(大阪)」の門を叩いた。
そして、ここでの1カ月研修中に発見した「ある気付き」が、
のちのスポーティアの原点となった。
日本で最も古いスポーツ研究所の1つであったダイナミックスポーツ医学研究所は、
1つ大きな特徴を持っていた。
それは、プロ野球球団トレーナー養成所でありながら、
「リハビリテーション」の側面も兼ね備えていた、稀有な研究所だったのだ。
そのせいもあり、プロ野球選手以外にも
多くのアスリートがこの研究所にリハビリ目的で通っていた。
それに加え、リハビリテーションである以上、
言うまでもなく高齢の方もたくさん来ていた。
つまり、この研究所には、リハビリや体力強化のため、
スポーツ選手・アスリートのみならず、一般人までもが老若男女集まっていたのだ。
そんな環境の中で、研修中の野村は1つの光景を目にする。
プロ野球選手の隣で、高齢の方が同じトレーニングメニューをこなしていたのである。
その光景を見て、ふと頭の中に疑問が浮かんだ。
「なぜ、プロ野球選手と高齢の方が同じトレーニングメニューなのか?」と。
その答えは、非常にシンプルだった。
スポーツ選手・アスリートであろうが高齢の方であろうが、
ダイナミックスポーツ医学研究所でのトレーニングの目的は、
共通して「リハビリテーション(機能改善)」であることに気付いたのである。
通常イメージするリハビリは、大怪我や大手術のあとにするもの。
でも、それとは真逆で、大怪我をしない為のリハビリ。
つまりは、「予防医学」なのだ。
代表の野村は「なるほど!」と「予防医学の原点」に触れ、
この瞬間、自分の目指すべき方向性が明確になった。
この「予防医学」こそが、スポーティアの原点なのです。
−スポーティアが提唱する「予防医学」−
トレーニングサービスを受講する全ての方へ
“運動をする目的”は様々あると思いますが、基本的には、
「体力(フィジカル)の改善・維持・向上」が主な目的となります。
世間一般的に“体力”と呼ばれているものは、“基礎体力”のことを指しており、
下記の「5つの要素」から構成されています。
「筋力・全身持久力(心肺機能)・スピード・柔軟性(静的)・バランス」
このような基礎体力要素が低下してくると、心身の疾病リスクが高くなってきます。
これがスポーツ選手であれば、ケガの発症リスクが高くなってきます。
だからこそ、心身の病気やケガのリスクを低下させるために、
常日頃から”ある一定レベルの基礎体力を一生涯維持した方が良い”
という考え方が重要になってきます。
さらに、
「この運動をしなさい」「この食事を摂りなさい」「このケア(治療)をしなさい」
というような、義務的・命令的な指導法は
予防医学のコンセプトとは大きくかけ離れます。
継続するには、「楽しく・シンプル」という要素が欠かせません。
だからこそ代表の野村は、
「運動の本質を楽しく・シンプルに伝えることが、運動指導者の使命であり役割」
と言い続けています。
これが、スポーティアが提唱する、「予防医学」という考えなのです。
スポーティアのトレーニングは、この予防医学に基づいた理論で皆さんに指導しております。
「大切なのは運動法ではなく運動習慣」
これを忘れてはいけません。