先日、録画していた「おじゃマップ(ライザップ編)」を見た。
素直に勉強になった。(面白かった)
ライザップ様のされていることには、賛否両論あると思うが、私は素直に「やるなぁー」と思った。
やり方はどうあれ、今までフィットネス業界ができなかったやり方で勝負している。
(*私には絶対できないやり方だ)
私もそうだが、この業界は、職人経営者が圧倒的に多い。その中で、後輩の育成に成功された方は少ないのでは?
厳しい環境の中で「技術」を習得していかなければいけないので、途中で挫折してしまう後輩達が圧倒的に多い。
所得が少ない時代が続くので、夢を見ることすら忘れてしまう。
弊社も、多いときは社員が6人いた。もちろん社員が増えていくイメージだった。
しかし現実は、社員の給料を借入しないと回らない状況・・・まあ、資本金が少ない中で大きなことをしようとするのだから当然の話。
その上、職人経営者なものだから、私自身の「技術」と社員の「技術」の向上を追ってしまう。
社長である私自身が、職人としての技術に満足していない(自信がない)ものだから、こちらもうまくいかない。
(*今は、それなりの自信はある)
税理士の先生からは、「一人で活動された方がいいのでは!?」と言われ続けた時代は長かった。
今の救いは、湯浦トレーナーが右腕として成長してくれたこと、河野トレーナーの成長を感じれることだ。
優秀な後輩達から「スポーティアで働かせて下さい!」と声をかけてもらったことも多くある。
しかし、「人を雇う!」という責任から逃げ、ここ数年踏み込まなかった。(踏み込めなかった。)
この時、後輩達に質問していたのが「スポーティアで何がしたい?!」
その答えのほとんどが「将来独立するためのノウハウを学びたい(1年~3年)」
目標があり、素晴らしい答えなのだが、当時の私には重く、「私は何のために働くのか?!」という先が見えない恐ろしさがよみがえった。
だからこそ、後輩たちへのアドバイスは、業界人の先輩として無責任な言葉となった。
「独立するなら、今でも3年後でもそんなに変わらない!」
このような苦い思い出をよみがえらせながら、番組を見ていた。
私は、フィットネス業界が発展するには、今のような「個」で勝負する時代から、1日でも早く「組織(会社)」で勝負するような時代が来ることだと、10年以上前から思っている。だからこそ、「株式会社スポーティア」にこだわる。一人でやるのは簡単だが、それ以上のものは生まれないと私は思う。
そういう意味で、ライザップさんは「やるなぁー」と思ったし、10年後のライザップさんと㈱スポーティアとして勝負ができるように精進したいと思った。
『私のやり方で!(予防医学で!)』