こんにちは! スポーティアの田中です!

 

 

先日、会員様から塩分のことについて質問されていたため調べていたところ、厚生労働省が提示している「日本人の食事摂取基準」が2020年度版として新しく改定されていました。

 

 

そこで、日本人の食事摂取基準-2020年度版-のテーマ?として掲載されたていたものが、

 

 

『誰もがより長く元気に活躍できる社会を目指し、高齢者のフレイル予防のほか、若いうちからの生活習慣病予防に対応~』というテーマから分かるように、国全体で”予防”をものすごく強調していることが分かります!

 

 

この食事摂取基準は5年ごとに改定されているみたいで、ちなみに2015年度版ではただ漠然と「生活習慣病の予防を重視するために、エネルギーに関する指標として目標のBMIを提示する」というようなテーマでしたので、この5年で何のために予防するのか?誰を対象に予防するのか?いつから予防するのか?が少し具体的になったのかなという風に思います(*^_^*)

 

 

それでは本題に入りますが、「平成28年度の国民生活基礎調査」によると高齢者(75歳以上)で介護が必要になった状態として、フレイル(高齢による衰弱)は認知症に次いで多かったと報告されています。

 

 

驚くべき点として、脳血管疾患や骨折・転倒などは後遺症などが残ってしまう場合があり、介護が必要になることが容易に想像出来ますが、それらの疾患よりも高齢による衰弱の方がはるかに介護が必要になってしまうとは、現代社会の問題を顕著に反映していると考えられますね(^^; ゆえに私たちの存在意義はフレイルをいかに予防または改善していけるかが一つ大きなテーマになります。

 

 

フレイルという言葉自体は近年生まれた言葉ですが、考え方自体は昔からあったように思います。

 

 

フレイルとは『生理的予備能が低下することで種々のストレスに対する抵抗性が低下することにより生活機能障害、要介護状態、それに死亡などへのリスクが高まる状態』のことを指します。

 

 

つまり、フレイルは健康な人と要介護状態の人の中間に位置している人たちをフレイルと呼び、要介護へ移行するリスクが高い半面、適切な介入により健康な状態へ戻ることも出来るという特徴があります!

 

 

また、フレイルには、

 

①身体的フレイル(筋肉量の減少)

②心理・精神的フレイル(軽度認知機能障害・うつ)

③社会的フレイル(閉じこもり)

 

一般的にこれら3つのフレイルが相互に関連し合っています。

 

 

例えば、加齢に伴い筋肉量が減ると身体を動かすことが億劫になるので、外出する機会が減ります。そうなることで、人と会話をする場面が極端に減り認知機能症状や精神症状が出現してくるといった具合に相互に悪影響を及ぼし、何もしなければこの悪循環が永遠に続くこととなります。

 

 

ただ、このフレイルは先ほども述べましたが、運動やタンパク質などの食事をしっかり摂取することにより、予防または改善が出来るものになります。

 

 

2020年度版の日本人の食事摂取基準の変更点として、高齢者のフレイル予防の観点から総エネルギーに占めるタンパク質由来のエネルギー量の割合(下限量)が13%から15%へ引き上げられました。

 

 

要はフレイルを予防していくには、食事の面で考えると最低でも総カロリーのうち15%以上はタンパク質から摂取して下さいね!という指針を国が提示したことになります。

 

 

また、タンパク質の上限に関しては明確に示されてはいませんでしたが、色んな論文を見る限りでは1日当たり体重1kgに対し1.2g以上摂取するとフレイルを予防出来たとの報告が多いみたいですが、目安としてまずは1日あたり体重1kgあたり1gのタンパク質を摂取していく必要があると思います。

 

 

その理由としては、私がカウンセリングをした際に体重1kgあたり1gのタンパク質ですら毎日摂取出来ている人は少ないということと、タンパク質を意識して継続的に摂取することが求められるため、無理して食べて3日坊主で終わるよりもまずは必要最低限の量から慣らしていくことの方が大切であると思います!

 

 

従来、高齢者は筋肉量の減少を抑制するためには、若年者よりも多くのタンパク質が必要と言われていましたが、今一度フレイルを予防して豊かなセカンドライフを送るためにもタンパク質をしっかり摂取することを心がける必要性があるのではないかと思います(*^_^*)

 

 

むろん、若年者や中年者の方々も早めにタンパク質をしっかり摂取する生活習慣を意識していくことがフレイルおよび生活習慣病の予防にも繋がっていくことが考えられますよね!

 

 

それでは長文となりましたが、最後までご覧いただきありがとうございました!

 

(今月のSportia Muscle Communicationにてタンパク質について書かせて頂きましたので良かったら是非ご覧ください!)

 

(最近、力を入れているサイドレイズです(*^_^*))