こんばんは!
福岡市南区大楠にあるパーソナルトレーニングジム
Sportiaの田中です。
いつもブログをご覧いただきありがとうございます!
(今年のベストボディジャパン福岡大会直前の写真です!)
本日は“体力レベル”についてです。
皆さんは“体力”って何?と聞かれた時、どう答えますか?
一般的に長時間運動ができる人(マラソン選手など)のことを“体力がある”と表現します。
ここでいう体力があるという事は、“持久力がある”ことを示唆しており、そのため「体力=持久力」と考えている方が多いのではないでしょうか?
しかし、体力は持久力のみでなく他にもいくつかの要素から構成されています。
その要素が、筋力・柔軟性・持久力・スピード・バランス の5つであり、これらをまとめて“基礎体力要素”といいます。
ここで、中学・高校時代を思い出してみましょう! 体育の授業で体力測定を行いませんでしたか?
体力測定では色んな種目がありましたよね。
握力・背筋力測定、長座体前屈、1500m走、20mシャトルラン、50m走、反復横跳び、閉眼片脚立位など皆さん行った覚えがあるのではないでしょうか?
上記の種目を先程の5つに要素に分けてみると、以下のように分類できます。
握力・背筋力測定→筋力要素
長座体前屈→柔軟性要素
1500m走・20mシャトルラン→持久力要素
50m走→スピード要素
閉眼片脚立位→バランス要素
※反復横跳び→俊敏性(スピード要素+バランス要素)
体力測定ではこれらの結果から体力レベルを判定しています。
学生時代は授業の一環として、体力測定は必ず行っていましたが、社会人になり仕事や家事で忙しい中、上記のようにたくさんの種目を行い体力を測定する事は時間的に難しいと思います。
そこで、Sportiaではこの体力レベルを判定するために独自に体力レベル基準(体力レベル±0値)を設定しています。
体力レベル±0値は「自身の体(体重)を重力の中でコントロール出来る体力」と定め、この体力レベル±0値を基準に、重力に対し体をコントロール出来れば体力レベルはプラス領域、出来なければマイナス領域になります。
体力レベルプラス領域
スポーツ選手が最低限維持しておきたい体力領域。または、さらに上を目指すプロのアスリートの体力領域としています。
体力レベル±0領域
年齢・性別に関係なく維持しておきたい体力領域としています。
体力レベルマイナス領域
怪我・病気が発症しやすい領域。 または既に何らかの怪我・病気が発症している領域としています。
説明ばかりだとイメージしにくいと思いますので、
例えばシットアップ(腹筋運動)で床から自ら上体を起こせる事が可能な場合は、体力レベル±0と評価します。
この時、体力要素で見ると筋力・柔軟性の評価が行えます。
もし、シットアップが出来なかった場合は体力レベルはマイナス領域となり、筋力要素と柔軟性要素に何らかの問題がある可能性が疑われます。
シットアップでのマイナス領域の問題として腰痛が考えられますので、トレーニングにより筋力要素と柔軟性要素の改善や強化を図るようなトレーニングを行い腰痛の予防を行います。
また、体力レベルをマイナス領域→ ±0領域しいてはプラス領域へ向上していく流れになります。
このように、体力レベルを把握する事によりトレーニング内容の質の向上やパフォーマンス向上、また病気・怪我の予防または症状改善などの効果があります!
近年、体力をつけるために筋トレのみ行ったり、また長距離選手であれば持久力しか鍛えない事も多々あります。
それが悪い事ではないですが、前述した通り体力要素をバランスよく鍛える事で怪我や病気になりにくい体を作る事が出来ると思います。
また、アスリートであればもっとファンクショナルに体を使えるようになり、パフォーマンスも向上してくると思います。
Sportia では体力レベルを評価した後、体力要素をバランス良く鍛えられるトレーニングプログラムを個別に提供しています。
長くなりましたが、トレーニングを始めるにあたり、まず自分の現状を知ること。そして、バランスを大切にして効率よくトレーニングをしていきたいですね!