こんにちは!

 

 

先日、私が担当しているM様から左肘が痛いとの旨を受けました。

 

 

詳しく問診し触診すると、「安静時、動作時痛はなく圧痛のみ(強いて言うなら、上腕三頭筋にストレッチをかけた時に軽度伸張痛が生じるとのこと)こと。圧痛部位は上腕三頭筋長頭の筋腹中央。右と比較し左の上腕三頭筋はTightness.また、ライイングトライセプスエクステンションでは左腕の力が出しにくい。」という問診内容でした。

 

 

この結果だけで解釈すれば、圧痛による局所的な問題であるため左上腕三頭筋のストレッチを施し柔軟性向上及び血流が改善すれば自然と痛みも引いてくるだろうと判断しました。

 

 

しかし、その直後その会員様から「自分、めっちゃ関節外れるんですよね!」との発言が聞かれ、再度体の状態を見させて頂くと、全身関節弛緩性=General Joint Laxityが認められました。

 

 

General Joint Laxityは関節がHyper mobilityの状態であることを指し、一般的には関節がゆるいと表現されます。

 

 

当然、関節がゆるい⇒関節の不安定性が生じる⇒関節を補強するために関節周囲筋の活動が増える⇒筋の緊張バランスが崩れる⇒関節周辺に痛みが生じるという流れが起きます。

 

 

しかし、この流れがGeneral Joint Laxityの全ての方に当てはまるかと言ったら、必ずしもそういう訳でもありません。

 

 

M様で考えてみると(あくまで私の仮説ですが)、

Loosening Shoulderの影響で上腕骨頭の求心位が保ちづらい(つまり、肩関節が不安定な状態)。

その状態でウェイトトレーニングを開始。

Rotator Cuff機能の低下およびOuter musclesの過活動が生じる。

肩のInner musclesとOuter musclesの筋緊張バランスの不均衡が生じ、隣接関節である肘関節に痛みが生じている!?

 

上記の仮説を私なりに推測し、Rotator Cuff-exを追加で行いました。

 

 

ここで大事なことは、あくまでGeneral Joint Laxityは個人の特徴であり決して悪いものではないということです!

 

 

したがって、関節がゆるい=関節をより固めるようにトレーニングしてしまうと返って逆効果になるので、Inner musclesとOuter musclesのバランスをいかにして保ちながらトレーニングを行うかにfocusしました。

 

 

そのため、私はM様にRotator Cuff-exを数種類追加しました。そうすることで、上腕骨頭が求心位を保て肩関節が安定してくれれば、筋緊張バランスが正常化し痛みの改善や筋出力の低下も減少してくるのではないかと思います。

 

 

私の仮説が正しいかどうかの判断はこれからの効果により決まりますが、仮説検証作業の繰り返しは非常に大切だなと改めて痛感しました。

 

 

最後までブログをご覧いただき、ありがとうございました!